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後付けIoTセンサユニット「Salta」に監視用PCアプリ「Desktop Salta」を無償付属し本格販売開始。

2022年9月29日

すぐ始められるレトロフィットDX製品！

報道関係者各位

株式会社木幡計器製作所（大阪市大正区南恩加島5-8-6　代表取締役　木幡　巌　以下、木幡計器と記す）は、「簡単レトロフィットDX」をコンセプトに、工場やビル施設等で設備に多用されているブルドン管圧力計、ダイヤル式温度計等の既設機械式計器を稼働中でも簡単に後付けでIoT/DX化できる製品 “後付けIoTセンサユニット”「Salta（サルタ Sensor Add-on Lead To Action.）」（以下、Saltaと記す）に、この度、新たに監視用アプリケーション「Desktop Salta」を無償標準付属して本格的に販売を開始する。　製品詳細URL：https://kobata.co.jp/product/iot-dx/salta/　

木幡計器は、2017年に独立行政法人情報処理推進機構（IPA）の「第2回先進的IoTプロジェクト支援事業」（https://www.ipa.go.jp/jinzai/iot/）の採択を受けてSaltaの開発に取り組み、昨年（2021年）より、複数工場でのユーザーPoC（現場実証）導入を始めていた。既にこれまで大手の食品メーカー、機械設備メーカー、化学製品メーカーなどの工場で実証導入の実績を積み重ね、好評を得てきた。

Saltaは、既設機械式計器の指針中心軸にマグネットを取り付け、これを計器前面のガラス板の交換により、磁気センサを有した樹脂ガラス一体型のセンサユニットで指針の角度を読み取り、BLE（Bluetooth Low Energy / 低消費電力Bluetooth通信）でデータ送信するシステムであり、リチウムコイン電池CR2032で駆動する。　
　Saltaは、木幡計器が独自に保有する複数の特許技術を有した製品であり、製品名は日本の古事記の一節となる天孫降臨神話に登場する“みちひらき”の神様「猿田彦大神サルタヒコノオオカミ」に由来する。

　この度、木幡計器はこのSaltaに専用のデータ監視用多機能アプリケーション「Desktop Salta」を無償標準付属ソフトとしたことで、単品購入可能なレトロフィットDX製品として、ユーザーは1台から簡単にDXをすぐ始めることができる。今後、木幡計器は販売代理店を通じて同品を2022年10月より積極的に販売を開始する。「Desktop Salta」がバンドルされた「Salta」を購入することで、これまで圧力センサ等を利用しないとデータ収集が難しかった機械式計器のDX化が可能となる。またパソコンのハードディスクにロギングされた測定データは、表計算ソフトで利用可能なCSVファイル出力が可能となり2次利用できる。また、上限や下限等の閾値を設定して、表示色を変えるアラート表示機能も搭載。複数台の対象計器のデータも一元で受信が可能となり、1画面で10台の計器を監視できる。

　なお、遠隔監視用には別途、LPWA（Low Power Wide Area / 低消費電力広域通信）のLoRa通信対応のBLE－LoRa中継ルータや、LoRaゲートウェイ等の通信機器、また遠隔監視用のアプリ（有償）も準備提供する。これらを利用するとクラウド監視や、工場PLEへのデータ取り込みも可能となる。

　無償のWindows版監視用多機能専用アプリケーションソフト「Desktop Salta」をバンドルしたSaltaの単品販売価格はオープン価格。年間1万台の出荷を目指す。

以上

　　製品写真と主な仕様

後付けIoTセンサユニット　「Salta（サルタ）」