後付IoTセンサユニット「Salta®(サルタ)」

第35回 中小企業優秀新技術・新製品賞 優秀賞 受賞

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ブルドン管圧力計、ダイヤル式温度計、圧力式液面計等の機械式計器を後付けで簡単にDX化!!

計器の指針中心軸にマグネットを取り付け、前面の板ガラスを、樹脂ガラス一体型指針読取センサとBLE無線モジュールを内蔵したユニットと交換するだけ。

稼働中の既設計器にも簡単にユーザー設置で、機械式計器のIoT/DX化が可能です。

製品名:Salta®(サルタ)には、Sensor add-on lead to action.の英単語の頭文字から
「センサを追加して、(保全)活動を先導する。」の意味を込めました。

 

Salta®の特長

  • 既設計器に後付け可能、付属ソフトですぐに始められる簡単設置のレトロフィットIoT/DX製品。
  • 対象機械式計器:ブルドン管圧力計、バイメタル温度計等のダイヤル形(丸形指針タイプ)。
  • 中心軸指針で、計器ガラスの交換が可能な(前面カバーが外せる)タイプであればOK!
  • 指針軸への磁石の取付と、樹脂ガラス一体型センサユニットにガラス交換だけで計器をDX化。
  • 取り付けはユーザーご自身で簡単に設置可能。取扱説明書に従った取付位置に付ければ調整不要。
  • 圧力計が静圧(圧力変動の無い状態)なら装置稼働中(加圧時)でも設置可能(機械停止不要)。
  • 電源・配線工事不要(リチウムコイン電池(CR2032)駆動、BLEによる無線伝送)。
  • 低消費電力(15秒間隔送信で電池寿命は約1年 ※理論値 実際の使用環境で電池寿命は異なる)
  • 取り付け可能な計器サイズは、φ60、φ75、φ100、φ125、φ150、φ200、φ300
  • 従来の機械式計器の機能(最低限の指針の視認性)は損なわず、DX機能を追加。
  • 登録済の国内外の特許保有、審査中の特許・意匠等を有した独自性。
  • 計器本体の受注と併せての組み込み対応も可能ですので、お問い合わせください。

Salta®製品仕様

Salta®製品仕様 既設計器の板ガラスを、樹脂ガラスと一体となった後付けIoTセンサユニット「Salta®」に交換(注1)することによりIoT化
(注1)圧力計のガラス交換は計量法においてもユーザーが交換可能な軽微な修理に該当します。
リチウムコイン電池の交換は、Salta筐体の前面カバーキャップを取り外し前面から縦に差し込みます。
筐体材質は対候性の高いASAの難燃材を利用、屋外での使用の場合は、温度変化による筐体内圧の変化を防ぐベント対応品をご選定下さい。
透明樹脂ガラスは、用途により、アクリル材またはPVC材を選択可能です。

型式表示形式

シリーズ名

Salta型式表示方法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外径寸法図

外形図

無償標準付属ソフト Desktop Salta®

DesktopSalta一覧表示画面 DesktopSalta画面

  • 標準バンドルの付属ソフト「Desktop Salta®」の利用で、DXをすぐに試せます!
  • Windows10または11(いずれも64ビットのみ)OSで、Bluetooth搭載のパソコンもしくはタブレットですぐにご利用頂けます。
  • 複数台のSalta®のBluetoothデータ受信が可能。
  • 1画面で10台までの計器の監視が可能。(画面はグループ設定のタブ切り替え表示可能)
  • 計器名称、計測値、電池電圧値、Bluetooth識別用BDアドレス、電池残量アイコン表示が可能。
  • 一覧表示画面機能:計器のダイヤル指針表示とグラフ表示の切り替え選択表示可能で、計器の表示位置はドラック&ドロップで可変できます。
  • アラート表示機能:上限、下限の閾値設定により、一覧画面で計器を閾値で任意色に可変可能。
  • 拡大グラフ表示機能:任意計器の計測データをグラフ表示可能です。
  • データロギング機能:計測データはPC/タブレットのハードディスクやSSD又はSDカード等のメディアにcsv 形式(表形式テキストファイル)で保存されます。
  • レポート機能:保存されたデータは任意の期間での出力が可能なので、表計算ソフト等で、詳細な分析や加工などの2次利用が可能です。

「Desktop Salta®」のシステムの使用要件

DesktopSaltaの使用要件

※1 32bit OS には非対応。
※2 上記は Windows 10のシステム要件による。
※3 上記は Windows 11 のシステム要件による。
※4 推奨サイズは 1280 * 720, 1366 * 768, 1920 * 1080

ご利用事例

システム構成例

  • 巡回点検と遠隔監視の併用が可能。(巡回点検時の受信待機時間は伝送間隔に依存します。)
  • 巡回頻度低下でも監視精度は向上、自動検針で読み取りミスを無くして省力化可能。
  • 高所、暗所等の計器類も離れた場所からの自動検針で点検作業の危険を低減。
  • 「Salta®」からのBLE送信データをLoRa等のLPWAに変換する中継ルーターで長距離対応が可能。
  • SIMカード搭載のゲートウェイからインターネット公衆無線回線でクラウド接続が可能。
  • PLCへのデータ取り込みや、オンプレミスシステムへの連動等が可能

Salta®の名称由来と商標登録について

Salta®ロゴ日本の歴史書である古事記や日本書紀には、「天孫降臨(てんそんこうりん)」神話として、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が、天界から初めて地上の高千穂(たかちほ)に降臨されたときのことが記されています。この天孫降臨の際、天の八衢(あまのやちまた。道がいくつもに分かれている所)に立って、高天原(たかあまはら)から葦原中国(あしはらのなかつくに)までを照らす神がおられ、瓊瓊杵尊の御一行をお出迎えになられ、その後、啓行(みちひらき 地上界の道先案内)をされたのが、猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)です。猿田彦大神は「国初のみぎり天孫をこの国土に啓行(みちひらき)になられた」と古事記や日本書紀には記されています。猿田彦大神はこうした神話から「みちびきの神、みちひらきの神」として祀られ、また安全を守って下さる神様(道祖神)でもあり、様々な人や物事を幸福へと導く神様として大昔から今日まで崇められています。猿田彦大神は「鼻長七咫、背長七尺」という記述から、天狗様の原形元祖であられるとする説があります。Salta®の形状は計器の視認性を損なわず取り付けられ、電波強度を落とさず、電池を変えやすいようにという設計から、計器に取り付けたその外観は、天狗様の御鼻のようになったことと、社会インフラ設備の安全や、工場の設備で多用される計器類の信頼性を保つという重要な役割を担い、設備保全活働の”みちひらき”となって欲しいという願いから、猿田彦大神のお名前に因んだSalta(サルタ)というネーミングにさせて頂きました。製品名:Salta®(サルタ)には、Sensor add-on lead to action.の英単語の頭文字から「センサを追加して、(保全)活動を先導する。」の意味も込めました。

またちなみにSaltaという言葉は、スペイン語で”飛躍”、イタリア語で”跳躍”、の意味を持ちます。
三重県伊勢市にある猿田彦神社にもお参りさせて頂き、猿田彦大神の末裔でもあられ、代々、猿田彦神社の宮司様として、神社を御守り下さいます宇治土公宮司様にもこのことをお伝えし、ご理解を賜りました。
Salta®は、特許庁での商標登録を済ませており、株式会社木幡計器製作所が商標権を保有しています。
商標登録 登録6599318号 登録6695270号

Salta®の知財権利情報

当社は既設の機械式計器の透明板を無線デバイス装着した透明板と交換することで簡単にIoT化が可能となる特許を多数保有しています。(日本、米国、イギリス、ドイツ、フランス、中国、シンガポール 7ケ国14件)

【日本】
第6313883号 , 第6150319号 , 第5896502号
【米国】
US9934458 , US11,015,963
【イギリス】
3144642/GB , 3457377/GB
【ドイツ】
602015034411.1 , 602016041115.6
【フランス】
3144642/FR , 3457377/FR
【中国】
CN 106233096 B , CN 109074724 B
【シンガポール】
11201809924Q

Salta®の紹介動画1

Salta®の紹介動画2

DELL webinar での、早稲田大学大学院教授 入山章栄先生との対談動画(※1時間弱の番組動画となります。)