代表メッセージ

「安全」・「安心」・「信頼」の可視提供で、社会課題の解決と、新しい価値の創出を

100年以上、基本構造が変わらない機械式圧力計。

当社はこの目に見えない“圧力”を計測するブルドン管圧力計を、専業メーカーとして創業時から一貫して変わらず製造してまいりました。

そのはじまりは、明治42年、当社の創業者 木幡久右衛門が、家業であった金物製造の技術を活かして、研究を重ね、当時は舶来品に頼っていたブルドン管圧力計の製造に成功したことに端を発します。

以来、「錨印」ブランドの圧力計を、造船・舶用機器、ボイラ、ポンプ、化学装置、油圧機器など産業分野の様々な分野に永年に渡り安定納入し定評を博して参りました。

創業以来、変わらず大切にしてきたことは、誠心誠意、安定して信頼のおける計測標準をご提供することです。

また一方で、常に時代の期待に応えるべく、創意工夫の精神で、新たな分野への挑戦は、創業者の時代から受け継ぐ当社のマインドです。

その後、圧力計測技術を応用した独自機構をもった圧力スイッチ等の制御機器や差圧計、圧力式液面計などの製品開発を行い、近年は電子式携帯型差圧測定器の開発と、その応用展開として医療機器の開発や、産学官連携によりIoT分野の製品開発にもチャレンジしております。

2018年4月には、自社工場内に、大阪市のイノベーション拠点立地促進助成制度の支援を頂きベンチャー成長促進拠点として、IoT・ライフサイエンス分野のスタートアップのためのものづくり支援拠点 Garage Taisho(ガレージ大正)を開設しました。

Garage Taishoでは、「知識製造業」を提唱する株式会社リバネスが率いるスーパーファクトリーグループの一員として、かつて「東洋のマンチェスター」と言われた伝統的なものづくりの町、大正区から世界の課題解決に繋がる新しい共創型のものづくりエコシステムを作り上げることを目指します。

私たちは、計器製造という立場では「計量標準の提供」、また医療機器メーカーとしては「人の命」に係わるという社会的責任を有します。

この先の100年も、ずっと社会に信頼され期待される企業であるべく、地域社会や産学官連携をはじめ、絆を大切に、たゆまぬ努力を続けていく所存です。

平成30年7月吉日
株式会社木幡計器製作所
代表取締役 木幡 巌

代表取締役
木幡 巌

経営理念

お取引先様をはじめ、私どもとご関係頂く全ての方々に対して

一、私たちは常によりよい品質の製品とサービス、情報の提供を心掛け、社会に対して信頼され期待される企業を目指します。

我々が企業として存在する限り、社会に対して何らかの存在意義を持ち続けなくてはなりません。そのためには常に価値あるものを提供し続けることができ、責任を持ってより高い水準で社会に認めていただけるように心掛けねばなりません。

仕事に対して

一、私たちは常に仕事を通じて共に学び合い、それぞれがより豊かな人間的成長を遂げることの出来るよう努力します。

社会的に価値のある企業であり続けるためには、いろいろな面で常に成長し続けなければなりません。我々一人一人が日々共に仕事に従事し生活していく中で、昨日よりも今日の方が少しなりとも成長出来たと実感できるように心掛けるならば、個人も会社もきっと価値あるものであり続けることも出来るでしょう。そう考えれば職場は人生道場のようなものです。

KOBATAの一人として

一、私たちは常にチャレンジと創意工夫の自主的な精神を尊び、明るく前向きで、意欲的な人間集団を目指します。

我々にはもの作りを通じて、新しい発見と創造する喜びを感じる機会が与えられています。失敗を恐れず、皆、前を向いて進みましょう。

職場の同志、職場環境に対して

一、私たちは常に互いを尊重し、それぞれの長所を活かし合い、可能性の発揮出来る働き甲斐のある職場作りを目指します。

人には無限の可能性が秘められています。その可能性が発揮できる風土作りは、それぞれが、まず相手のよいところを認め合うことが大切だと考えます。そして個々の長所がより光をまして活き活きと仕事が出来る、我々はそんな職場を理想とします。

社会に対して

一、私たちは常に感謝と喜びの気持ちを忘れることなく、地球と人類の平和と幸福を願い地域社会に貢献できる企業を目指します。

我々が仕事に従事し生きていくには、常に誰かの支えがあってこそということを念頭に置いて感謝の心を大切に独善的にならず、我々の仕事を通じて社会に貢献する喜びを感じながら、世界的な視野に立って、よりよい未来を実現できるよう企業努力を絶やしません。