【プレスリリース】
当社初の医療機器新製品「呼吸筋力測定器 IOP-01」を、11/9-10に開催の第28回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会併設展示会出展し、併せて同日より発売を開始。』

工業用圧力計メーカーの株式会社木幡計器製作所(大阪市大正区南恩加島5-8-6 代表取締役 木幡 巌)は、平成25年より医療機器分野への新規参入として開発に着手し、開発を進めて来た「呼吸筋力測定器」IOP-01を、平成30年11月9日~10日に幕張メッセにて開催される第28回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会( http://jsrcr28.umin.jp/ )での製品展示紹介と併せて、11月9日より同製品の販売を開始する。

木幡計器製作所は、これまで、工業用圧力計の計測技術を活かした中小企業の医療機器分野の新規参入の取り組みとして、平成25年7月より平成28年3月までの3年間は大阪府の「おおさか地域創造ファンド 医療機器事業化・成長促進支援プロジェクト」( https://www.mydome.jp/aopf/project/ )の助成金支援と、平成25年10月よりはプロジェクト認定を受けた大阪市の「大阪トップランナー育成事業」( http://www.osaka-toprunner.jp/project/introduce/kobata/ )のハンズオン支援、また大阪商工会議所の次世代医療システム産業化フォーラムの医療機器相談など多方面よりの支援を受けて、呼吸リハビリテーション分野の医療機器開発を続けてきた。平成27年には、医療機器製造業登録、平成28年に第二種医療機器製造販売業許可と高度管理医療器等販売業・貸与業許可を取得、同年12月よりは、開発にあたり国立研究開発法人国立国際医療研究センター(東京都新宿区戸山1-21-1 理事長 國土典宏)と医工連携の共同開発に取り組み、開発開始から5年の期間を経て、この度、平成30年7月に医療機器の製品認証を取得し、11月9日より、呼吸筋力測定器 IOP-01の販売を開始する。

呼吸リハビリテーション分野で対象とする“たばこ病”といわれる“COPD(慢性閉塞性肺疾患)”  “誤嚥性肺炎”等の疾患は近年増加傾向にある。また呼吸器の疾患は、一般的に初期の自覚症状が低いため患者の重症度は高い傾向にあり、また潜在患者数も多い疾患でもある。高齢者の死因として注目されている誤嚥性肺炎でも、誤嚥物をだすことができる咳の力は注目されている。
呼吸筋力測定器は、こうした呼吸器疾患患者向けの呼吸訓練等の呼吸リハビリテーション分野の呼吸機能測定装置として期待され、ATS(米国胸部学会)/ERS(欧州呼吸器学会)の推奨法に基づいた口腔内圧計測により、呼吸筋力の測定が可能な医療用測定器で、携帯型の単機能測定器としては国内初の機種となる。(従来機は複合測定が可能なスパイロメーターのオプション対応モデルのみ)
本製品は、単3電池2本の乾電池駆動で小型軽量なことからベッドサイドでも利用可能であり、かつ液晶画面で呼吸波形を確認しながら測定でき、本体メモリ機能により複数被験者の複数測定データの記録が可能なことが主な特徴となり、医工連携により臨床現場の意見を取り入れた“臨床現場で利用しやすいこと”を意識した製品である。

希望販売価格は18万円(税別)、11/9-10開催の日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会の併設企業展示会にて出品、同日より販売受付も開始し、今後、呼吸リハビリテーション実施医療施設を中心に初年度300台の販売を目指す。さらに今後、木幡計器製作所では、日本人の呼吸筋力基準値の取得・再構築に関する共同研究を国立国際医療研究センターとの連携を中心に、複数の医療機関と取り組む予定である。

【本リリースに関する問い合わせ先】
株式会社木幡計器製作所 事業推進グループ
輪地 惣一  URL: https://www.kobata.co.jp/
TEL:06-6552-0545  FAX:06-6551-1588
Mail: info@kobata.co.jp

 

『第28回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 併設展示会』
開催日:平成30年11月9日(金)~平成30年11月10日(土)
展示会場:幕張メッセ 8号館
ブース番号:No.22
学術集会サイト:http://jsrcr28.umin.jp/
展示製品名:呼吸筋力測定器 IOP-01
携帯型デジタルマノメータ DMH-01