ものづくりの町大阪市大正区で、IoT・ライフサイエンス系ベンチャーのものづくり支援施設 Garage Taisho(ガレージ大正)を運営する工業用圧力計メーカーで、かつ医療機器メーカーとしても業界参入を果たした株式会社木幡計器製作所(大阪市大正区南恩加島5-8-6 代表取締役 木幡 巌)は、平成30年11月8日に、国立大学法人滋賀医科大学(滋賀県大津市瀬田月輪町 学長 塩田浩平)と、事業創出および人材育成にむけて、相互に支援し合うことを目的とする医工連携の連携協定契約を締結することとなり、同日、滋賀医科大学にて締結式を行い共同の記者発表を行いました。

木幡計器製作所は、これまで、工業用圧力計の計測技術を活かした医療機器分野への新規参入として、平成25年7月より呼吸リハビリテーション分野の医療機器開発を続け、平成30年11月9日より「呼吸筋力測定器 IOP-01」の販売を開始いたしました。また、平成30年4月末には、自社工場の一部を改装したGarage Taisho(ガレージ大正)を株式会社リバネスとの協力関係のもとに開設し、自社の医療機器参入経験を活かしたライフサイエンス系スタートアップのものづくり支援事業を開始しています。
滋賀医科大学では、産学連携活動を推進するために、昨年度から研究シーズや医療ニーズの発掘を進め、共同研究や外部資金の獲得につながる取組みを実施しており、平成26年度からは文部科学省EDGEプログラムにおいて、医療イノベーションにつながる人材育成の取組みを実施してきました。
この度、両者のリソース活用により、新たな事業創出と人材育成を支援しあう医工連携に合意し、協定を進めることとなりました。

医工連携協定の締結に伴う具体的な活動として、滋賀医科大学はGarage Taishoのコワーキングスペースの活用が可能となり、産学連携活動を通して大学の研究成果や医療現場の課題から発案されたアイデアを形にするプロトタイピング(試作品作製)を加速させることが可能です。両者の定期的な交流や情報交換を継続することで、医療機器開発を含む幅広い視点を有する次世代の医療人材育成を目指しています。さらに、医療機器開発の実績を有する木幡計器製作所が開発する医療機器関連製品について、滋賀医科大学の医療従事者等がアドバイスおよび実証試験サポート等をすることによって、製品化の精度・速度が上がることが期待されます。

木幡計器製作所では、今後も医療分野への貢献を進めるべく、各研究機関との連携に積極的に取り組んで参ります。

【協定締結式】
日   時 : 平成30年11月8日(木)16時00分 から 17時00分
場   所 : 滋賀医科大学管理棟2階 中会議室(大津市瀬田月輪町)

【協力・連携事項】

  1. Garage Taishoコワーキングスペースの利用
  2. プロトタイピングの作製支援に関すること
  3. 医療機器等の事業アイデア・製品に関すること
  4. 次世代の医工連携イノベーション人材の育成
181108滋賀医科大学連携協定
連携協定式の様子

≪詳細に関するお問い合せ先≫
株式会社木幡計器製作所 代表取締役 木幡 巌
TEL:06-6552-0545
FAX:06-6551-1588
Mail: info@kobata.co.jp